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2006年7月17日 (月)

陸自部隊撤収完了【イラク】

イラク派遣の陸自部隊、全員が撤収完了

 【クウェート=高野光一郎】復興支援のため、イラク南部サマワに派遣されていた陸上自衛隊部隊の最終派約220人は、航空自衛隊のC130輸送機で、サマワ近郊のタリル空港を出発、17日午後1時35分(日本時間同日午後7時35分)、クウェートのアリ・アル・サーレム空軍基地に到着した。

2006071704596684jijpintview001 自衛隊創設以来、戦場へ向けての初めての海外派兵であった“イラク復興支援”。
その陸自部隊の撤収が本日完了した。
1人の死傷者も出さずに任務を完了した事は良かったと思うし、隊員たちには「ご苦労様」と言いたい。


しかし、他国の派兵部隊には多数の死傷者が出ているという事実は忘れてはならない。
自衛隊の活動も決して安泰なものではなかったはず。
迫撃砲により宿営地が攻撃されたり、移動中に仕掛けられた爆弾で車両が壊れた事も有った。人的被害が無かったのはたまたま運が良かっただけという見方も出来ると思う。
今後も自衛隊の海外派兵が必要になる時が来るかもしれない。
その時に隊員に死傷者が出ないという保証はどこにも無い。

陸自部隊は撤収しても、空自輸送部隊はまだ残って物資輸送に当たるとの事。
空自部隊の任務が無事に終わり、最後の一兵が帰国した時、やっと“イラク復興支援”という名の派兵は終わる。

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