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2007年3月18日 (日)

安全だって言い切るボンバル社にムカー!

胴体着陸、前輪ドア開閉装置の金属製管を回収…事故調

 事故調は、現地での調査をいったん終え、調査官は15日午前に帰京。回収したブッシングを国交省に持ち帰り、内側を詳しく調べ、ボルトを取り付けた痕跡の有無などを分析する。

もしもボルトを取り付けた痕跡が無かったら・・・ボンバルディアの10割過失になるのか?
それとも点検しない航空会社も責任を問われるのか?

この点について別のニュースにこういう記載がありますね。
         ↓

<全日空機胴体着陸>前脚部分の点検間隔10分の1へ

 国交省によると、事故同型機のボルト部分は毎飛行ごとなどの通常点検の対象ではなく、4000飛行時間に1回の大規模点検の対象だった。全日空は、事故機の飛行時間が2966時間だったため、点検をしていなかった。同機種は5000時間に1回だった。
現状の点検期間は機体製造国のカナダ側で決めていた。

これを読む限り全日空には事故の責任は無いとも判断出来ますね。
捜査機関はどう判断するのか注目です。

事故機調査についてのその後の動き。

ボンバルディア機胴体着陸 ボルト付け間違い? 長さ異なる同規格品

 全日空ボンバルディア機が高知空港で胴体着陸した事故で、格納扉の内部から見つかったボルトと、脱落したとみられるボルトは同じ規格品だったことが16日、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調べで分かった。このほかに、長さがわずかに違うことから、製造時や設計時に誤って長さの違うボルトをつけた疑いが浮上した。

ボンバルディアの製造ミスの可能性が出て来ましたね。
これが本当だとするとボンバル社の責任は免れない気がするのですが・・・今の事故調でそこまで追求出来るのか?
日航機事故の時のようにメーカーの責任は問わないような事態になったら・・・。
事故調と捜査当局がどこまで頑張れるのかが今後の課題ですね。

事故機製造メーカーのボンバル社がお詫びに来ています。

ボンバル社副社長が国交省で謝罪、調査協力の意向

 高知空港で全日空のボンバルディアDHC8―Q400型機が前輪を下ろせずに胴体着陸した事故を巡り、カナダ・ボンバルディア社のトッド・ヤング副社長らが16日、国土交通省を訪れ、事故について謝罪、事故調査などで協力する意向を伝えた。

これが外交辞令である事は次のニュースで明白なんですが・・・

「けさも15機売れた」 ボンバル社安全性強調

 「とても安全な、いい機体。けさも15機の発注を受けた」「事故後、(全日空や日航グループから)購入キャンセルの連絡もない」――16日夕、県庁正庁ホールで記者会見したボンバルディア社(本社・カナダ)のトッド・ヤング副社長(42)らは、「県民におわびする」としていったん頭を深々垂れたものの、「(事故を起こした)Q400型はいい機体」と何度も胸を張った。同社の事故後の対策が極めて乏しいことを指摘されると、「まずは国交省の調査結果を待ってから」の一点張り。不安の中で利用を続ける人々との意識の差をあらわにした。

売れているから安全とは言えないでしょう?
不安が有りながらそれ以外に選択肢の無い航空会社や利用者の感情を逆なでする様な発言には腹が立ちます。

ボルト脱落は初…ボンバル機胴体着陸7件の概要

 原因は部品の変形など機体の不具合が4件、操縦士の操作ミスが1件、前輪格納部分の凍結が1件、不明が1件で、今回のようなボルト脱落は前例がないという。

機体不具合の胴体着陸が7件のうち4件と言うのは問題なんじゃないですか?
それでも「安全」と言い切るボンバル社。
ユーザーを舐めているとしか思えないo(`ω´*)o
捜査当局は厳しい対応でメーカーを追及して貰いたいものです。

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» 今里仁機長(36)のプロ技 [にゅーすにゅーす気になるにゅーす]
『凄い』の一言しか出てこないです。 プロの仕事って素晴らしい。 難しいことはよくわからないんですが、仕事をきっちりとこなす人はカッコイイと思います。 [続きを読む]

受信: 2007年3月18日 (日) 14:40

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