男たちの大和/YAMATO
純粋な男たちの生き方を見ていると、その思いの真っすぐさ・真剣な生き方にひどく感銘をうけます。
死ぬために生まれて来た人なんてきっと居ない筈なのに「死ぬ覚悟は出来ています」とか、「死二方用意」とか死ぬ事が当たり前みたいな世界。
中学を卒業したばかりの若者がお国のためと言いながら戦うその姿は今の若者には有りえない光景だと思う。
昔の大人達も考え方が素直で真っすぐで・・・その人の背中を見ていれば間違いないと言えるような大人が多かったのかもしれない。
今の私達では到底かなわない昔の男たち。
でも、そんな実直な男たちが大和の甲板で「お母さ~ん!」と叫び慟哭する姿には涙が止まりません。
私の祖父も太平洋戦争で亡くなっています。
愛する人を守るために戦地で散っていった男たち。
彼らには命を賭して守った今の日本はどう見えるのでしょう?
『美しい日本』を唱えながら、彼らに報いる事も無く靖国だ、沖縄戦自決だと戦後処理もロクにして来なかったこの国に未来はあるのでしょうか?
戦争映画を観る度にそう考えてしまいます。
【ライター:飲兵衛猫】
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